トリコロール/赤の愛TROIS COULEURS ROUGE

■鑑賞日

94/11/05(土)

■劇場名

ル・シネマ1(渋谷)

■監督

クシシュトフ・キェシロフスキ

■出演

イレーヌ・ジャコブ, ルイ・トランティニャン, ジャン=ピエール・ロリ, サミュエル・ル・ビアン

■内容

モデルの仕事をする大学生ヴァランティーヌは、もと判事という初老の男と出会う。その男はあることをきっかけに世捨て人のように世間から遠ざかって暮らしていたが、彼女と接するうち次第に心を開いていく。

■感想

フランスの三色旗である青(自由)白(平等)そして赤(博愛)をテーマとしたキェシロフスキ監督による三部作の最後を飾るのがこの作品。「赤の愛」はスイスが舞台となる。前2作に比べて明確なストーリーで「博愛」というテーマをよりはっきりと示した作品となっている。そして、それぞれ独立した作品であった3部作がさりげなく一つの物語へと集約するこの作品の結末で、キェシロフスキ監督がこの3部作を通して真の愛の強さを訴えようとしていたことを、観客は初めて知ることになる。

■評価

☆☆☆☆★(前2作を見ていなくても、是非ご覧下さい。)

■コピー

何色ですか、あなたの愛。

■混雑度

毎回満席の模様。午前中行けば午後の回の席は取れる。

■公開日

94/10/08(土)

■IMDb

■Blu-ray (amazon.co.jp)

■DVD (amazon.co.jp)