ラテンアメリカ 光と影の詩EL VIAJE

■鑑賞日

95/04/15(土)

■劇場名

シネマスクエアとうきゅう(歌舞伎町)

■監督

フェルナンド・E・ソラナス

■出演

ウォルター・キロス, ドミニク・サンダ

■内容

世界最南端の町フエゴ島のアルゼンチン領ウスワイアに住む一人の少年マルティン。離婚し母の元を去った父親を捜しに、彼は一人自転車に乗り南米縦断の冒険へと旅立った。南米の壮大な大自然と現代ラテンアメリカの腐敗した政治を背景に、マルティンは愛すべき人々と出会いながら父親を探しつづける。

■感想

いわゆるロードムービーであり、そうではない。旅を通して大人へと成長していく少年を叙情的に捉えながら、現代の政治腐敗を痛烈に皮肉るブラックユーモアが交錯する。しかし、そのある種混沌とした映像詩から、マルティン少年の目を通して現代ラテンアメリカを厳しくそして暖かく見つめるソラナス監督の心を感じることができる。

■評価

☆☆☆☆(南米の政治・社会背景をよく知らない勉強不足の私。)

■コピー

最南端パタゴニアから、ブエノスアイレス、ペルー、ブラジル、メキシコ - 50000キロの自転車旅行の果てに少年は何を見つけたのか。

■混雑度

それほど混雑していませんでした(オウム騒ぎのせいでしょうか)

■公開日

95/04/15(土)

■IMDb

■DVD (amazon.co.jp)

■サントラ (amazon.co.jp)