■鑑賞日
95/08/26(土)
■劇場名
シャンテ・シネ2(日比谷)
■監督
ヴィム・ヴェンダース
■出演
リュディガー・フォーグラー, パトリック・ボーショウ
■内容
失踪した友人の映画監督フリッツを追いかけてリスボンにやってきた録音技師のフィリップ。彼の残したフィルムのための音と彼の消息を求めて、リスボンの街を歩くフィリップはやがてフリッツを慕う子供達や音楽家達に出会う。
■感想
「ベルリン・天使の詩」以降、ドイツ映画的堅さが目立っていた(それはそれで私は好きなのだが、世間の評価は厳しかった)ヴィム・ベンダースが、感性のおもむくままに撮りあげた映画誕生100周年へのオマージュ。彼がリスボンで出会った人々や出来事をやさしく大切にフィルムに焼き付けている様子が見えてくるようで、うれしくなる。さらに、作品中にも登場するポルトガルのグループ"マドレデウス"による音楽が美しい。
■評価
☆☆☆☆("フィリップ・ウィンター"はヴェンダース作品ではおなじみのキャラクタ)
■コピー
"明るい太陽の下では、音さえも輝く"
■混雑度
毎回立ち見です。40分前には着いておきましょう。
■公開日
95/08/26(土)