ブコバルに手紙は届かないVUKOVAR POSTE RESTANTE

■鑑賞日

97/04/05(土)

■劇場名

シネマスクエアとうきゅう(歌舞伎町)

■監督

ボーロ・ドラシュコヴィッチ

■出演

ミリヤーナ・ヨコヴィッチ, ボリス・イサコヴィッチ

■内容

1989年。ドナウ川のほとり、ユーゴスラビアの美しい街ブコバルで、トーマとアナは結ばれる。しかし、ベルリンの壁の崩壊で体制は大きく変わり、程なくクロアチア人とセルビア人との間で民族紛争が勃発する。そして、それぞれ別の民族であったトーマとアナは否応なしに引き裂かれていく。

■感想

冷戦体制の崩壊以降、世界中のどこかで(そしてこうしている今も)、このような悲劇が繰り返されているということを、あらためて教えてくれる作品。ユーゴスラビア出身のスタッフ達の平和への願いが、時に優しく、時に痛烈に、心に響いてくる。

■評価

☆☆☆☆★(メッセージだけの作品ではなく、「映画」としての完成度も高い秀作。)

■コピー

戦火が町を破壊し、恋人たちを引裂いた。それは涙に暮るる日々。

■混雑度

それなりに来てますが,座れないほどではありません。

■公開日

97/04/05(土)

■IMDb

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