ニル・バイ・マウスNIL BY MOUTH

■鑑賞日

98/02/22(日)

■劇場名

恵比寿ガーデンシネマ1(恵比寿)

■監督

ゲイリー・オールドマン

■出演

レイ・ウィンストン, キャシー・バーク, スティーヴ・スィーニィ

■内容

失業中のレイモンドは麻薬中毒の義理の弟ビリーや仲間達と、夜毎町へと繰り出す。ヴァレリーは、酒癖が悪く暴力的な夫レイモンドを、それでも愛していたが彼の暴力は次第にエスカレートしていき、ついにヴァレリーは娘と家を出る。

■感想

俳優として許される個の表現の限界。彼の演技にはその苛立ちが常に感じられる。その鬱積した力が、表現者としてのG・オールドマンを駆り立てたのだろう。その力強さに、ただ圧倒されるのみであった。一つひとつのシーンに込められた彼の想いをその強烈なパワーへと変換した俳優達の迫真の演技は称賛に値する。

■評価

☆☆☆(暴力シーンのリアリティと言う点では北野武作品に通じる)

■コピー

悲しみを食うか、食われるか-。サウスロンドン8区。

■混雑度

多少混雑しております。少し早めについておきましょう。

■公開日

98/02/21(土)

■IMDb

■DVD (amazon.co.jp)