■鑑賞日
99/12/29(水)
■劇場名
ル・シネマ2(渋谷)
■監督
トニー・ブイ
■出演
ドン・ズオン, グエン・ゴック・ヒエップ, ゾーイ・ブイ, チャン・マイン・クオン, グエン・ヒュー・ドゥオック, ハーヴェイ・カイテル
■内容
蓮の花を摘み街で売る少女。はかない夢を抱きながら娼婦として働く女と、彼女を乗せて走るシクロの運転手。雨の中でタバコを売る少年。かつて生き別れた娘を捜し求めて街をさまよう元米国兵。サイゴンの街を舞台にそれぞれの物語が展開していく。
■感想
戦争を経て、いま急速に変わりつつあるヴェトナム社会に生きる人々の姿を、一瞬交差しながら同時進行する4つの物語の中に描いた作品。役者達の演技の素晴らしさ、脚本の巧みさ、そしてその映像の美しさが、深くそして心地よい感動と余韻を残す。
■評価
☆☆☆☆★(監督と脚本を務めたヴェトナム出身のT・ブイはまだ26歳だという)
■コピー
花になり、詩<うた>になり、いま私はここにいる
■混雑度
毎回ほぼ満席のようです。30分前には受付を済ませておきましょう。
■公開日
99/12/18(土)