■鑑賞日
2002/05/03(金)
■劇場名
シネ・ラ・セット(有楽町)
■監督
阪本順治
■出演
佐藤浩市, キム・ガプス, チェ・イルファ, 筒井道隆, ヤン・ウニョン, キム・ビョンセ, 原田芳雄, 香川照之, 光石研, 大口ひろし, 柄本明, 利重剛, 麿赤兒, 江波杏子, 中本奈奈, 平田満, キム・ミョンジュン, ユ・イルファン, キム・デソン, 白竜, 木下ほうか
■内容
朴政権の戒厳令宣言で、政敵の金大中は日米間を往復しながらの政治活動を余儀なくされていた。1973年、自衛隊陸幕二部所属の富田は、民間興信所を装い韓国情報部KCIAに協力するよう命令を受けるが、背後には、KCIAによる金大中の暗殺計画が・・・
■感想
何が富田を突き動かしたのか?三島由紀夫事件を絡めたあたりは巧いが、それでも、彼の心情(あるいは信条)が表面的にしか見えてこないのは惜しい。とはいえ、日本では珍しい本格的政治サスペンスを、迫力ある娯楽作品として完成させた意義は大きい。
■評価
☆☆☆★(電話や車からタクシーの料金表示まで、小道具への細かいこだわりにも意気込みを感じる)
■コピー
国ヲ 愛スル心ガ 人ヲ 殺ス
■混雑度
かなり混雑しております。なるべく早めに受付を済ませておきましょう。
■公開日
2002/05/03(金)
■備考
毎週水曜日は入場料1000円均一。シネ・ラ・セットでは当日朝より全ての回の受付を実施。開演10分前より10人ずつ受付番号順での入場