■鑑賞日
2003/05/10(土)
■劇場名
シャンテ・シネ2(日比谷)
■監督
マノエル・ド・オリヴェイラ
■出演
レオノール・バルダック, レオノール・シルヴェイラ, リカルド・トレパ, イザベル・ルト, イヴォ・カヌラシュ, ルイーシュ・ミゲル・シントラ
■内容
"青い雄牛"と呼ばれるジョゼは、娼館を経営するヴァネッサと共に、両家の息子アントニオに近づき、やがてヴァネッサはアントニオの恋人となる。それを見かねたジョゼの母セルサは、アントニオの親戚に、彼と幼馴染の美しい女性カミーラとの結婚を勧める・・・。
■感想
常にフィックスされたキャメラには、人々が堕ちていく様をじっと見つめる冷静さと、皮肉を込めた冷徹さがある。ある種の傍観者を装いながらしかし、カミーラを演じるバルダックの愛らしい笑顔を、じわりと息の根を止める毒素のように、画面に滲み出させる。
■評価
☆☆☆☆(現代劇であることをふと忘れる、時代感覚の"無さ"も興味深い。)
■コピー
媚薬のような愛。
■混雑度
多少混雑しております。少し早めに着いておきましょう。
■公開日
2003/05/10(土)
■備考
シャンテ・シネでは定員入替制を実施中。前売り券も当日までに日時指定券との引き替えが必要