■鑑賞日
2004/07/10(土)
■劇場名
恵比寿ガーデンシネマ1(恵比寿)
■監督
マルセル・シューバッハ
■出演
モーリス・ベジャール, ジル・ロマン, エリザベット・ロス, ドメニコ・ルヴレ, 小林十市, クリスティーヌ・ブラン, ジュリアン・ファヴロウ, カトリーヌ・ズアナバール, カルリーヌ・マリオン, オクタヴィオ・スタンリー, アラン・ファリエリ, ロジャー・カニンガム, ステファン・ブルス, ティエリー・デバル, マーティ・ヴェデル, 長谷川万里子, 那須野圭右
■感想
振付師モーリス・ベジャールの頭の中には、常に完成されたヴィジョンが存在するはずだ。冒頭に登場する「ボレロ」を見ると、そう感じる。だが、新作舞台「リュミエール」完成までの半年間を追うこの映画での彼は、意外にも、必死にそれを探し求めている。77歳の彼に、もはや自らを表現する肉体はない。だからこそ彼は、若きダンサー達や、観客とのインタラクティヴな関係の中に作品のヴィジョンを見出そうとしている。無から有を生み出すのは神のみ。有から新たな有を創造する一人の人間の姿が、そこにあった。
■評価
☆☆☆☆(その創造の場を見つめるダンサー達の素顔の輝きもまた、印象的。)
■コピー
チュチュをとりました。そのとき、光がバレエを照らしました。
■混雑度
多少混雑しております。少し早めに着いておきましょう。
■公開日
2004/06/19(土)
■備考
恵比寿ガーデンシネマでは、当日朝より全ての回の受付を実施。開演15分前より受付番号順での入場。