■鑑賞日
2006/12/24(日)
■劇場名
京都シネマ2(烏丸)
■監督
加藤治代
■出演
加藤直美, 小林ふく, 加藤佳彦, 加藤晶子, 加藤千晶, 加藤鴻一, 加藤舜人, 加藤颯人, 加藤治代
■感想
ありふれたホームビデオのように作品は始まる。娘がビデオカメラに収めた、母親のさりげない日常の姿が映し出されていく。数年分のビデオから映像を抽出し、表題を付けて分類し、時系列順に並べる・・・編集という工程によって、記録映画としての客観性は最後まで保たれている。しかし、その冷静さに込められた、娘としての心の葛藤、そして母親への強い愛情を感じずにはいられない。作品は、死へと近付いていく母親を被写体として見据える。だが、そこに投影されているのは、監督自身の心の記録なのだ。
■評価
☆☆☆☆★(監督の見つめる、極めて個人的な死、そして生の中に、命という大きな流れを感じた。)
■コピー
発酵したチーズから天使が現れるような希望と安らぎ 3人で過ごした かけがえのない時間
■混雑度
それなりに来てますが、座れないほどではありません。
■公開日
2006/12/23(土)
■備考
京都シネマでは、当日朝より全ての回の受付を実施。開演15分前より受付番号順での入場。