■鑑賞日
2007/06/09(土)
■劇場名
梅田ガーデンシネマ1(梅田)
■監督
アレクサンドル・ソクーロフ
■出演
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ, ガリーナ・ヴィシネフスカヤ, 小澤征爾, クシシュトフ・ペンデレツキ, アレクサンドル・ソルジェニーツィン
■感想
チェリストのロストロポーヴィチとソプラノ歌手ヴィシネフスカヤ。もはや、我々はその演奏や歌声を録音で聴くしかないのだが、結婚から50年を迎えた2人の言葉に耳を傾けていると、私たちが"聴いて"いるのは、彼らが奏でる旋律のほんの一部分でしかないことに気付く。五線譜や自らの技術の中だけでなく、優れた作曲家や指揮者らとの交流と彼らへの敬愛の中に、音楽を見出そうとしていることが分かる。2人は、演奏家である前に人間として感性を育み、人生を豊かに生きることで、最上の音楽をこの世界にもたらしたのだ。
■評価
☆☆☆☆(2007年4月27日、ロストロポーヴィチ死去。世界はまた、輝きを一つ失った・・・。)
■コピー
二十世紀の巨匠(マエストロ)、人生最大の幕開け。
■混雑度
かなり混雑しております。なるべく早めに受付を済ませておきましょう。
■公開日
2007/06/09(土)
■備考
梅田ガーデンシネマでは、当日朝より全ての回の受付を実施。開演15分前より受付番号順での入場。