■鑑賞日
2007/08/15(水)
■劇場名
京都シネマ1(烏丸)
■監督
山本保博
■出演
新藤兼人, 大竹しのぶ, 蟹江一平, 滝藤賢一, 三浦影虎, 鈴木雄一郎, 友松タケホ, 藤田正則, 大地泰仁, 川上英四郎, 大塚祐也, 桜木信介, 井川哲也, 新田亮, 若松力, 壇臣幸, 池内万作, ユウキロック, 宮沢天, 浅田圭一, 森内遼, 中田潤, 植村宏司, 塚本浩平, 西川方啓, 岸本啓孝, 宮澤寿, 日之出清, 戸口義隆, 若山慎, 佐治和也, 太田鷹史, 加藤新平, 青木壮一郎, 加藤忍, 今井和子, 森脇由紀, 八木優希, 氏家恵, 柳下季里, 黒崎照, 二木てるみ
■感想
皮肉を込めた喜劇のような題名。実際、人としての尊厳を奪われ、理性さえも失いつつある兵隊たちの姿は、異常さを通り越して滑稽にさえ感じる。だが、それは何の隠喩でもなく、新藤兼人が戦争の最後の1年を体験した場所を指している。氏自らの語りと、それを克明に再現したドラマは、その不条理こそが戦争の中で直面する現実であると教えてくれる。その場所には今、1993年に再建された宝塚大劇場がある。しかし、当時を思いながら佇む新藤氏の目には、多くの仲間を奪った"軍艦"の姿が映っているのかもしれない。
■評価
☆☆☆☆★(今日、終戦記念日。"戦後"の月日を毎年積み重ねていくことの意味を、もう一度考えたい。)
■コピー
伝えておきたいことがある
■混雑度
満席です。出来るだけ早めに受付を済ませておきましょう。
■公開日
2007/08/11(土)