■鑑賞日
2008/04/19(土)
■劇場名
京都シネマ1(烏丸)
■監督
クリスティアン・ムンジウ
■出演
アナマリア・マリンカ, ローラ・ヴァシリウ, ヴラド・イヴァノフ, アレクサンドル・ポトチェアン, ルミニツァ・ゲオルギウ, アディ・カラウレアヌ, リリアナ・モカヌ, タニア・ポパ, テオ・コルバン, チェラセラ・ヨシフェスク, ドル・アナ, エウゲニア・ボスンセアヌ, ヨアン・スパダル, クリスティナ・ブブレズ, マリオアラ・ステリアン, エミル・コセル, パドゥラル・ブルジュアン, ゲオ・ドブレ, マダリナ・ギテスク, カタリナ・ハラバギウ, サンズィアナ・タルタ, ミハエラ・アレクサンドル, ハズィム・エラヤン, モニカ・アレクサンドレスク, シモーナ・ストイチェスク, アレクサンドル・コノヴァル, イオン・グロス, トライアン・トゥドリカ・スタテ, クリスチャン・チウザン, ヤヌク・ダニエル, ロベルト・エマヌエル, コンスタンチン・ボジョグ, クリスティナ・イオシフ, アディナ・クリステスク, カリン・プア, コスティカ・バビイ
■内容
1987年。チャウシェスク政権下のルーマニア。大学生のオティリアは、ルームメイトのガビツァから中絶の手助けを頼まれる。それは違法だが、選択肢は無かった。オティリアはホテルの部屋を予約し、体調が悪いと言うガビツァの代わりに、約束の男を迎えに行くが・・・。
■感想
ある女子大生の1日を描く、ただそれだけの作品だが、手にじっとりと嫌な汗をかく。その出来事は決して日常などではないが、同情も非難もなく、あくまで彼女のある1日を装う。主人公をここまで突き放すことのできる冷徹さが、本作の圧倒的な力強さを生み出している。
■評価
☆☆☆☆★(時代背景を説明するような余分な描写は一切ない。だが、この重苦しい空気が、当時の社会について、より多くを語っている。)
■コピー
これは二人だけの秘密──。
■混雑度
かなり混雑しております。なるべく早めに受付を済ませておきましょう。
■公開日
2008/04/19(土)