■鑑賞日
2008/05/25(日)
■劇場名
京都シネマ3(烏丸)
■監督
ニコラ・フィリベール
■感想
剥製、剥製たち。次々と登場するそれらに、もはや命はない。それでも私たちは、その姿に生命を感じている。舞台は、1965年以来25年間閉鎖されていたパリ国立自然史博物館の<動物学大ギャラリー>。その再生のための破壊から、このドキュメンタリーは始まる。剥製たちの瞳が輝きを取り戻すと共に、巨大な空間が生命に満たされていく様は幻想的でさえある。そうして破壊と再生を繰り返す我々もやがて、この地上で無数に誕生した動物の一つの種として、生命の行進を続ける彼らの最後尾に付くことになるのだろう。
■評価
☆☆☆☆(観察するために展示された"動物たち"は、じっと私たちを観察している様にも見える。)
■コピー
《動かない》動物たちが目を覚ます時が来た!パリ国立自然史博物館の裏側へようこそ。
■混雑度
多少混雑しております。少し早めに着いておきましょう。
■公開日
2008/05/24(土)
■備考
「行け、ラペビー!」と同時上映。