■鑑賞日
2009/08/22(土)
■劇場名
梅田ガーデンシネマ1(梅田)
■監督
エルマンノ・オルミ
■出演
ラズ・デガン, ルーナ・ベンダンディ, アミナ・シエド, ミケーレ・ザッタラ
■内容
ある朝、ボローニャ大学の警備員は、貴重なキリスト教の古文書が、大量にクギで床に打ち付けられているのを発見する。容疑者として浮かび上がったのは、若くして主任教授となった哲学者。街を離れた彼は、やがて川岸に古い小屋を見つけ、そこで暮らし始めるが・・・。
■感想
恐らく、神はいる。だが、地上の人々が信じる神とは、人の発明した言葉と文字の膨大な蓄積の中に生まれた、我々自身の虚像に過ぎない。人は神に似せて創られたのではない。人が自分に似せて神を創り上げたのだ。その傲慢な思い違いが、今も悲劇を生んでいる。
■評価
☆☆☆☆(劇映画は本作が最後と宣言したオルミ監督は今年、スローフードをテーマにしたドキュメンタリー"Terra madre"を完成させた。)
■コピー
ある日、川をさかのぼってキリストさんがやってきた。そして廃屋で村人に語り始める─。
■混雑度
満席です。出来るだけ早めに受付を済ませておきましょう。
■公開日
2009/08/22(土)