2009/10/12(月)

TOHOシネマズ二条 スクリーン1(二条)

益子昌一

寺尾聰, 竹野内豊, 長谷川初範, 木下ほうか, 池内万作, 中村有志, 岡田亮輔, 黒田耕平, 佐藤貴広, 富永研司, 高瀬尚也, 関戸雅志, 吉田友紀, 松本匠, 森下サトシ, 希野秀樹, 田中伸一, 宮本行, 辻雄介, 安藤智彦, 渡辺憲吉, 奥村寛至, 小島康志, 鳴海由子, 伊藤弘子, 渡辺杉枝, 不二子, 妖子, 山田透, 大滝奈穂, 伊東遥, 栗林里莉, 宮田直樹, 池田わたる, 矢嶋俊作, 荒木誠, 土井きよ美, すだあけみ, 渡辺隆, 川岸貴紀, 櫻木亮, 酒井美紀, 山谷初男, 伊東四朗

2年前に妻を亡くした長峰にとって唯一の家族だった中学生の娘が、何者かによって暴行を受け遺体となって発見される。警察の捜査が遅々として進まない中、絶望に暮れる長峰に匿名の連絡が入る。留守番電話に残された少年の声は、犯人の名前を告げていた・・・。

煮え滾る怒りを静かな演技の中に見せる寺尾聰、彼を取り巻く人々の人間味ある描写、映画としては魅力的だ。問題は脚本、いや原作にある。犯罪の凶悪さのみを描いて犯人を描かず、法を超えた復讐こそが正義だと誘導する。それを問題提起と捉えるのは危険だ。

☆☆☆(気が滅入るだけの作品の中で、寺尾聰の素晴らしい演技だけが唯一の救いだった。)

父親は、犯人を追う。 刑事は、父親を守りたかった。

かなり混雑しております。なるべく早めに受付を済ませておきましょう。

2009/10/10(土)

TOHOシネマズ二条では11/13までの上映。梅田ブルク7で上映中。