■鑑賞日
2015/02/11(水)
■劇場名
センチュリーシネマ1(栄)
■監督
フレデリック・ワイズマン
■出演
ニコラス・ペニー
■感想
タイトル(原題)はそのものズバリのだが、英国を代表する美術館を俯瞰しその全容を収めようとする作品とは趣を異にする。そこはワイズマン監督らしく、収蔵され、展示され、研究され、修復を受ける名画の数々はもちろんのこと、館長、学芸員から清掃員に至る多くのスタッフや日々訪れる老若男女といった、美術館を形作る様々な要素に等しくカメラを向けていく。そして、それら断片を一見無造作に、だが丹念に、切り取り、散りばめ、再構成することで、180分という映像作品の中にナショナル・ギャラリーの全貌を浮かび上がらせている。
■評価
☆☆☆☆(その手法を巡って批判を受けた時期もあっただけに、彼らの絵画修復への取り組みは特に興味深い。)
■コピー
時を越えて、美と出逢う
■混雑度
満席です。
■公開日
2015/02/07(土)