RAMPO 黛りんたろうバージョン RAMPO | ||
No. | M94-065 | |
鑑賞日 | 94/06/26(日) | |
劇場名 | 渋谷東急3(渋谷) | |
監 督 | 黛りんたろう | |
出 演 | 本木雅弘, 竹中直人, 羽田美智子, 香川照之, 樹木希林, 佐野史郎, 岸部一徳, 高城淳一, マルセ太郎, 江戸家猫八, 真実一路, 平幹二朗 | |
内 容 & 感 想 | 昭和初期。発禁となった著書「お静登場」の登場人物お静と奇妙に境遇の一致する謎の女性静子をモデルに新たな作品を書き進めるうち、小説と現実との交錯する幻想世界へと次第に迷い込んでいく江戸川乱歩=明智小五郎の姿を描く。 | |
そもそもこの映画黛りんたろう(「澪つくし」「花の乱」などを演出)の手により昨年完成していたが、製作総指揮の奥山和由(「ハチ公物語」「遠き落日」など主要ヒット作のプロデューサー)が取り直しを要請し対立、結局両監督作品を公開することで決着が付いた。その結果がこの2つのバージョンである。従って主要登場人物やストーリー展開は両者ともほぼ同じである。ただし、乱歩の小説の中での静子の設定が180度違う。で、両者の対決、軍配は奥山監督にあがる。黛版は「日本映画」の枠から抜け出せず平凡な仕上がりになっている一方奥山版は後から60%以上撮り直しているだけにつぎはぎ的部分もあるが、逆にそれを効果的な編集により生かし、観客をも幻想世界へと迷い込ませる魅力的な映像を作り出すことに成功している。 | ||
評 価 | ☆☆☆() | |
コピー | 現世は夢、夜の夢こそまこと | |
混雑度 | それなりに来ている。客層が若く,学生が多い。 | |
公開日 | 94/06/25(土) | |
Link | [IMDb] | |
備 考 | ||
cinepre |