ブコバルに手紙は届かない
VUKOVAR POSTE RESTANTE

No.M97-031
鑑賞日97/04/05(土)
劇場名シネマスクエアとうきゅう(歌舞伎町)
監 督ボーロ・ドラシュコヴィッチ
出 演ミリヤーナ・ヨコヴィッチ, ボリス・イサコヴィッチ
内 容
&
感 想
1989年。ドナウ川のほとり、ユーゴスラビアの美しい街ブコバルで、トーマとアナは結ばれる。しかし、ベルリンの壁の崩壊で体制は大きく変わり、程なくクロアチア人とセルビア人との間で民族紛争が勃発する。そして、それぞれ別の民族であったトーマとアナは否応なしに引き裂かれていく。
冷戦体制の崩壊以降、世界中のどこかで(そしてこうしている今も)、このような悲劇が繰り返されているということを、あらためて教えてくれる作品。ユーゴスラビア出身のスタッフ達の平和への願いが、時に優しく、時に痛烈に、心に響いてくる。
評 価☆☆☆☆★(メッセージだけの作品ではなく、「映画」としての完成度も高い秀作。)
コピー戦火が町を破壊し、恋人たちを引裂いた。それは涙に暮るる日々。
混雑度それなりに来てますが,座れないほどではありません。
公開日97/04/05(土)
Link [IMDb] [DVD]
備 考
cinepre